会社設立のポイント
損益計算書の売上原価や、キャッシュフロー計算書(直接法)の商品仕入れ代は引き算をする項目ですが、このことはわざわざマイナスで示さなくても言葉から自明です。
しかし、キャッシュフロー計算書(間接法)の売掛金増や商品増になると、言葉からは必ずしも引き算をするのか足し算をするのか自明ではなく、また、数字そのものがマイナスになることもあります。
「売掛金増××××」と示されると、ある人は「売掛金増は減算項目なので××××を引けばいい」と考えるかもしれませんし、別の人は「減算項目の売掛金増の数字がプラスになっているので、これは売掛金が××××だけ減ったのでそれだけ足し算しろという意味だ」と理解するかもしれません。
上記のような表記の方法をとればこのような紛らわしさを避けることができます。
ここで、ケース2と同じように、「財務四表の十字星」を示しましょう。
ケース2と同じように財務四表の関係を確認してみましょう。
縦方向の前期末貸借対照表と当期末貸借対照表、横方向のキャッシュフロー計算書(直接法)と損益計算書、その交点に増分貸借対照表とそれを並べ替えたキャッシュフロー計算書(間接法)があって、上下と左右をそれぞれ結びつけその差を説明しています。
ケース2では出てこなかった項目としては、現金ベース売上収入0円と、発生ベース売上高64,000円の差をキャッシュフロー計算書(間接法)の売掛金増64.000円か説明しています。
商品在庫、売掛金、買掛金が現れるもうだいぶ慣れてこられたと思います。
ケース4についてもこれまでと同じように、取引→仕訳→財務四表、の作業をやっていきましょう。
取引を再掲します。
商品50,000円を掛けで仕入れた。
その商品のうち40,000円を64,000円で掛売りした。
仕訳をする商品50,000円を掛けで仕入れた。
掛けで仕入れると、取引をした時点では現金は減少せず、その代わりに将来の一定期日にお金を払わなければならないという債務が発生します。
この債務の勘定科目は「買掛金」です。
したがって、この取引は、商品という資産の増加が左側に、買掛金という負債の増加が右側にきます。
仕訳その商品のうち40,000円を64,000円で掛売りした。
この仕訳はケース3と全く同じです。
第2会計年度財務四表の作成(ケース4)仕訳に基づき、財務四表を作っていきます。
損益計算書はケース3と全く同じです。
鋭い観点からそれを楽しもう。可能性を十分感じる会社設立です。